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新生児のパスポート申請


 生後まもなくの新生児でも、海外に渡航する場合には、パスポートが必要です。また、大人がパスポートを申請するときと、若干異なる点があります。新生児のパスポートを申請する場合に必要な書類やものをご紹介します。




新生児のパスポート申請


 生まれたばかりの赤ちゃんには、パスポートは必要ないと考えている親御さんも多いことでしょう。

 確かに、以前は母親のパスポートに併記される形をとっていました。

 しかし、現在では、文字を書くことができない新生児でも、本人のパスポートが必要となっています。

 ここでは、新生児のパスポート申請に必要なものをご紹介します。

 なお、大人と違うところ赤字で、新生児だからこそ、手間のかかるところ青字にしました。



 新生児のパスポート申請に必要な6点:


 1.一般旅券発給申請書 1通

    申請書は、パスポートを申請する窓口に置いてあります。

    なお、20歳未満の未成年ですので、5年有効のパスポート申請書を使用します。

    (10年有効は20歳以上の成年が対象です。5年でも新生児だと顔が変わるものです。)

    パスポート申請は、住民登録してある窓口で行う必要があります。

    申請先窓口に関しては、外務省のページから探せます。

    ただし、国外のIC旅券作成機未設置公館で申請する場合には、2通必要です。

    国外申請の窓口は、在外公館リストから探せます。


    20歳未満の未婚者の方の申請書には、

    「法定代理人署名」欄に、親権者または後見人が必ず署名する必要があります。

    「申請者署名」と「所持人署名」欄に、親権者または後見人が代理署名し、申請者氏名の下に

    記入者の氏名と、申請者との関係を記入する必要
があります。(下記に例を示します。)

    ちなみに、代筆した人が海外渡航に、新生児といっしょに同行する義務はありません

    例.
           中国 子太郎
         
              中国 親太郎 (父) 代筆


 2.戸籍謄本または戸籍抄本 1通

    申請日前6ヶ月以内に作成された戸籍謄本または戸籍抄本を提出します。

    両者のどちらでも、構いません。1通のみ提出します。

    (戸籍謄本と戸籍抄本の違いは、こちらから

    (親や家族といっしょに、新生児申請する場合には、戸籍謄本1通で可能な場合もあります)


 3.住民票の写し 1通

    申請日前6ヶ月以内に作成された住民票を提出します。

    ただし、住民基本台帳ネットワークシステムで、確認可能な人は、原則不要です。

    また、国外で申請する場合も不要です。

   (親や家族といっしょに、新生児申請する場合には、住民票の写しは1通で可能な場合もあります。)


 4.申請者の本人確認書類

    15歳未満の場合、氏名の記載された健康保険証と、氏名の記載された母子手帳または、

    法定代理人(親権者か後見人)の身元確認書類(運転免許証やパスポート)が必要です。

    ちなみに、15歳以上の場合には、運転免許証や写真付き住基カードなどの身分証明書または、

    健康保険証や印鑑登録証明書などと公的資格証明書か学生証などが必要です。


 5.はがき1枚

    郵便事業株式会社が発行する未使用の通常はがきを1枚提出する。

    あて先には、住民票記載や住民基本台帳ネットワークに登録されている通りに申請者の氏名、

    住所を記入します。

    ただし、国外で申請する場合は不要です。


 6.写真1葉

    パスポート申請用の規格にそった写真を提出します。

    具体的には、縦45mm×横35mmの縁なし、無背景(薄い色)、6ヶ月以内に撮影されたもので、

    無帽、正面向き、頭頂からあごまでが34±2mm、紙上から頭頂まで4±2mm、

    左端からあご中心まで17±2mmで、(表面にニジミや凹凸がでないように)裏面に申請者氏名を

    記入したもの。

    ただし、国外では2葉必要な場合もあります。

    スピード写真、デジタル写真を問わないので、無地シーツの上に赤ちゃんを乗せて、

    正面を見て、目を開け、口を閉じ、無表情で、かつ背景に影が映らない写真を撮れると使えます。






パスポートの受領:


必要物をそろえて窓口に提出し、土日祝日を除いた約1週間かかった後、パスポートを受領できます。

パスポートの受け取りの時には、かならず新生児本人が行く必要があります。

代理人だけの受領はできませんので、注意してください。



受領に必要なもの:

  1.申請の際もらった受理票(受理票には、収入証紙と収入印紙を貼付)

    新生児(12歳未満)は、合計6000円(都道府県収入証紙2000円と収入印紙4000円)必要

    5年有効旅券、12歳以上は、合計11000円(都道府県収入証紙2000円と収入印紙9000円)

   10年有効旅券、20歳以上は、合計16000円(都道府県収入証紙2000円と収入印紙14000円)


  2.自宅に送られてきたはがき

     申請の際に提出し、後に自宅に送られてきたはがきを、もっていき、提出します。

     このはがきは、ちゃんと申請に書いた住所に住んでいることの確認でしょう。




無事に、パスポートが取得できたら、あとは気をつけて、海外渡航されてください。





 紹介した事項により生じた不都合などには責任は負えませんので、くれぐれも自己責任でお願いします。




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